家を少しでも高く売るために不動産一括査定をしてみた

一括査定サイトは、一度物件情報を入力すれば、複数の会社に不動産の査定依頼をしてくれるのです。

物件情報とは「所在地」や「築年数」「広さ」などのことで、正確に分からなければ大体の数字で良いとのことでした。ちなみに査定とは、「恐らく〇〇万円で売却できますと」という価格を提示してくれることです。

この査定を一社一社不動産会社に依頼するのは結構面倒です。

不動産会社に直接行けば、そこで小一時間くらい長い話を聞かなくてはいけません。また電話するにしても毎度同じことを伝えるので面倒です。

しかし、購入時の経験からいくつかの不動産会社を見比べたいと思っていた私は、最低でも5社くらいには査定依頼したいなと思っていました。

そんな矢先に一括査定サイトを見つけたので、まさに自分の探していたサイトだと思って早速査定依頼をしてみることにしましが、今思えば「家を売る時に不動産一括査定をおすすめする理由」にも書いたように不動産一括査定を使って正解だったと思います。

一括査定をした結果

実際に査定依頼してみると数分で終了しました。

あまりに簡単で本当に依頼できているのか?逆に疑いたくなってしまうほどです。先ほど言った物件情報を入力すると、いくつか査定依頼をする不動産会社が出てきます。

中には聞いた事がない会社も含まれていましたが、簡単な会社紹介の概要があったので選びやすかったです。

インターネット情報から、「大手」「地場」と色々な種類の不動産会社を選んだ方が良いとの情報がありました。ですので、大手だけではなく地場不動産会社にも査定依頼をしました。

合計で3社の不動産会社に査定依頼をしましたが、全ての会社が1営業日で査定金額を提示してくれました。

電話が出られるか分からなかったので、備考欄に「メールでお願いします」と記載しておきました。なので、全てメールで見比べることができ非常に分かりやすかったです。

実際に届いたメール
○○様
はじめまして。
この度は不動産売却査定サイト『イエイ』より
弊社へご依頼をいただきまして誠にありがとうございます。
私、○○店の○○(○○)と申します。
本日18時16分頃に私の携帯電話(090-xxxx-xxxx)よりご連絡差し上げましたが、
お忙しい時間帯にお電話を掛けてしまったようで、大変失礼いたしました。

弊社は、自社で直接物件を買い取る「買い取り専門業者」でございます。
不動産仲介会社とは異なり、査定額がそのまま買い取り金額となります関係上、
査定の結果については、実際に物件を拝見してからお答え差し上げたいと考えております。

お客様の方でもご希望がおありかと思いますので
そちらも含めて一度お電話で詳しくお話を伺いたいと考えております。
もしよろしければ、以下日時で改めてお電話差し上げてもよろしいでしょうか。

日時:6月3日(金) 12:30~
※他にご希望のお時間帯がございましたらお申し付けくださいませ。

それでは、最後までお読み頂きまして誠にありがとうございます。
○○様にとって良いご売却のお手伝いができればと存じますので、
今後ともよろしくお願い致します。

査定結果は3社全てが同じだったワケではありません。これもインターネットで情報を得ていたので予想はしていましたが、やはり同じ物件の査定額が違うのは少々違和感を覚えました。

査定結果はA社が3,200万円、B社が3,100万円、C社が2,900万円でした。

正直いずれも高いなという感想でして、4年住んでいるのでもっと落ちると思っていました。

その点は立地的な評価が高かったのと、不動産市況が4年前より良くなっていることが原因だそうです。とにかくラッキーなタイミングでした。

いずれの会社もメール連絡後に「実査定(訪問査定?)をさせてください」ということを言われました。

一旦机上で結果を伝え後は、実際に家を見て正式な査定額を出すそうです。少々面倒でしたが、良い不動産会社を選びたいので4社全て実査定のアポイントを取りました。

査定以外の学び

一括査定サイトの良いところは、一度にたくさんの不動産会社に査定依頼が出来ることだけではありません。

査定サイトでは不動産の売却の流れや、諸費用の詳しい説明まで書いてあります。私の場合は新しい家を建てるので、出来れば新しい家を建てて引越す瞬間に売却もできたらなと思っていました。

サイト内の記事を良く読んでみると、購入物件と売却物件を全く同日に引渡のは、割と難しいようです。

なので、出来れば同日を目指すものの、最悪今の家の売却が新しい家の購入より後なら良いかなと思っていました。

というのも、子供が2人いて妻が身重なので、仮住まいは避けたかったからです。今の家が先に売れてしまうと、新しい家が出来るまでとりあえず賃貸マンションに仮住まいしなければいけません。

その負担は非常に大きいと感じたので、とりあえず今の家の購入が先であれば良いかなと考えていました。

とは言え、あまりに売却が遅いと、新しい家のローンと今の家のローンのダブルの支払いになります。そのため、なるべく早く売る事は念頭に置いていました。

そんな細かい売却と購入の流れは、もちろん不動産会社と相談しました。ただ、このサイトで前持って学んでいたので、すんなりと不動産会社が言っている事が頭に入ってきた点は大きかったです。

査定金額と不動産営業マンの対応で不動産を決めた

一括査定サイトで査定依頼をした3社の実査定を、日曜一日で終わらせるアポイントを設定しました。朝から1時間~2時間おきに不動産会社が入れ替わり入ってくる感じです。

実査定自体は特に私がやることは少なく、不動産会社が庭を見たり、室内の様子を見たりしていました。

その実査定の仕方も3社がそれぞれ大きく違うなと感じました。やはり実査定が丁寧であったり細かかったりすると信頼できると感じます。その実査定の印象でも結局不動産会社選びは大きく左右されることになりました。

結論から言うと、二番目に高い金額である3,100万円を提示してくれたB社に依頼しました。

本当は3,200万円の査定額を出してくれていたA社に期待しました。が、A社とB社の営業マンは雲泥の差があったので、迷わずB社に決めました。

またB社は売却活動についての方法も事細かく教えてくれました。

査定のチェックポイント

まずA社とB社では査定のチェックポイントが全然違いました。例えばB社は駐車場や庭の手入れ具合、そしてゴミ置き場までの距離などをチェックします。これは私が購入する時に大事にしたポイントの一つです。

また、駅へは歩けるもののバス停の位置やダイヤ、周辺の交通量まで事前に調べていました。

その情報を「実際に生活してどう感じるか?」という感じで質問してきてくれるので、購入者側の視点が強いなと感じました。一方、A社は室内しか見ずに、しかも10分くらい見た後はもう本題に入っていました。

もしかしたら、室内だけでもある程度の査定額は分かるのかもしれませんが、自分が買う時の立場を良く分かっているので、やはりB社の方が信頼できるなと思ってしまいます。

査定額の根拠

決定的な決め手は査定額の根拠です。実は3社ともに指標にしていた物件は同じでした。

査定額は、ほとんどが周辺の成約事例で決まるそうです。つまり、周辺でどのくらいの金額で成約したかの事例を基に、その事例を該当物件に置き換えて査定額を出すのです。

その「該当物件への置き換え(査定額の根拠)」の時に、不動産会社ごとの特徴が出ます。その査定額の根拠がB社の方が圧倒的に信頼できる根拠でした。

例えば、B社はそもそも同じエリアでの販売実績が豊富でした。

販売実績が豊富なのでそのエリアの不動産事情に詳しかったです。大体の年収層や、その人達が求めているモノを熟知している感じでした。また、直近でも売却した時の情報があるので、その顧客と話をした内容も査定額の根拠の一つとなっています。

一方、A社にも販売実績はあったのですが、B社よりは少なく、また私の物件とは異なる物件でした。駅近のマンションであったり、駅から遠い私の家の2倍はある一戸建てであったりです。そのような事例から算出されても、やはりピンときません。

A社が1社だけ100万円高かった査定額も、あまり根拠のない数字であると思ってしまいました。そのため、A社とB社を比べてB社の方が信頼できると判断したのです。そこで、B社と専属専任媒介契約を結ぶことにしました。

専属専任媒介契約とは、B社にしか依頼ができません。B社にしか依頼が出来ない代わりにレインズに登録したり、1週間に1度以上売却報告があったりします。1社にしか売却を依頼できないと聞くと、何となく怖い気もします。

しかし、逆に1社にしか依頼しないことによって不動産会社もやる気を出すようです。

逆にたくさんの会社に依頼できる一般媒介契約にすると「うちの会社で仲介できるか分からない」という思いが強く、あまり人件費が広告費にお金をかけられないらしいです。仲介が成立しなければ仲介手数料が貰えないので、無理もありません。

やはり実際に不動産会社と話して思うのは、「査定依頼をたくさんの会社にして良かった」ということです。

不動産会社を見比べることで、営業マンの質が分かってきます。営業マンの質が分かれば、その会社の質も分かります。それは何社か見比べてみないと分からないことだと思います。