家の売却時における不動産仲介業者を乗り換える方法と注意点

家を売却する時には、不動産会社に仲介を依頼する事がほとんどです。

不動産の売却は時間が掛かり、査定をしてから引渡まで平均6か月程度かかります。そのため、途中で仲介を依頼していた仲介業者を変更したい場合や、売却する不動産を変更したい場合も稀にあります。

不動産業者や仲介業者を変更する方法

変更できるタイミングと期間

まず、仲介業者を変更するタイミングですが、基本的には媒介契約期間満了時になります。

媒介契約期間は上限を3か月として、売主と仲介業者の間で決める事ができます。前項で言ったように、媒介契約の期間は明確に媒介契約書に明記されており、大体の媒介契約が上限の3か月で締結します。

明確に媒介契約書に記載されているので、媒介契約の期間満了を待ってからでないと、仲介業者を変更できません。

ただ、もし仲介業者を変更する事が決まっていたら、事前に新たな仲介業者に査定を依頼する必要があります。

例えば、5月末日で今の仲介業者との媒介契約が期間満了を迎え、その仲介業者を変更すると決めていた時です。

その時は5月上旬には複数の仲介業者に査定依頼をしておき、ある程度次に依頼する仲介業者の目処は立てておきましょう。その方が、売却活動に余計な間が空かずに、売却しやすいからです。

媒介契約期間内に仲介業者を変更できるか?

例えば、売却活動が上手くいかなかったり、仲介業者とのコミュニケーションが上手くいかなかったりした時に、媒介契約を途中で解除したいと思ったとします。

結論から言うと、媒介契約を解除することは基本出来ません。

なぜなら媒介契約を解除出来る時は、契約書上、以下の時だけだからです。

  • 仲介業者が宅建業法違反をした時
  • 仲介業者が重大な事実や事項について売主に伝えず損害が発生した時
  • 仲介業者の行動が誠実さを欠いていた時

上記で「宅建業法違反」以外は曖昧な箇所も多いです。

例を挙げると、「売却活動のアポに何度も遅刻してくる」や「連絡の取り違いにより契約アポがキャンセルになった」時などです。このような時は、仲介業者に誠実さが欠けているので、媒介契約が解除になっても文句は言えません。

不動産業者や仲介業者を変更する注意点

仲介業者を変更する場合の注意点は、なるべく良好に行う事です。

少なくとも媒介契約期間は、仲介業者は広告を打ったり、見学者を案内したりしているので、顧客を抱えている可能性があるからです。

その顧客情報は個人情報になりますので、今の仲介業者から新しい仲介業者に渡す訳にはいきません。

通常の場合は、今の仲介業者が顧客と連絡を取り、顧客の方から新しい仲介業者に連絡してもらうという形式を取ります。

そのため、今の不動産会社との関係が悪化してしまえば、そのやりとりが上手くいかない事もあります。そうなると、折角の顧客が離れて行ってしまうので、売却に支障を来たしてしまうのです。

まとめ

不動産売却の途中で、不動産や仲介業者を替える方法やタイミングがお分かり頂けたと思います。

不動産を変更したいと思う事は稀ですが、仲介業者を変更したいという話は少なくありません。

勿論、そもそも変更したいと思わないような優良な仲介業者を見つけることが一番です。しかし、どうしても変更したいと思った時には上述したことに注意して、スムーズに手続きしましょう。