一戸建てや土地、マンションなどの不動産を売却する時には、一括不動産査定サイトの利用をお勧めします。

このサイトを利用すれば、時間もかからずに容易に査定する事が出来て、尚且つ複数の不動産会社へ同時に査定依頼が出来るのです。そうする事により、高く早く売るチャンスを逃さずに、複数の会社を比較検討出来るようになります。

不動産一括査定サイトとは?

そもそも、不動産一括査定サイトとは、1回物件情報を入力するだけ、複数の不動産会社に査定依頼ができるサイトです。たとえば、5社に査定依頼するとします。そうなると、それぞれの不動産会社に電話やメール、直接訪問などをして査定依頼をする必要があるのです。

しかし、査定したい物件は同じですので、「住所」「広さ」「築年数」などの物件情報は一緒です。つまり、結局同じ情報を複数の会社に別々に伝えなければいけないので、手間がかかるというワケです。特に、直接店舗へ行き査定依頼をすれば、そこから営業がはじまり小一時間は帰してくれない場合もあります。

不動産一括査定サイトのメリット

不動産一括査定サイトのメリットは以下の通りです。

  • 物件情報を一度入力するだけなので手間がかからない
  • 査定結果を同時期に比較できる
  • 色々な種類の不動産会社に依頼できる

前項で解説したとおり、手間がかからないという点が大きなメリットです。物件情報の入力だけであれば5分もかからないので、5分程度の時間で5~6社の不動産会社に査定依頼ができるのです。

また、査定結果は1~2営業日ほどで返信がきます。ほぼ同時期に各社から査定額の返信が来るので、横並びに比較できます。そのため、査定額の根拠や、資料の多さ、営業マンの真剣さなどを比較しやすいのです。

さらに、不動産一括査定サイトは、色々な不動産会社に依頼できます。「色々な」というのは、大手不動産会社や地元密着の不動産会社、新興不動産会社など「色々」という意味です。種類の違う不動産会社に査定依頼をした方が色々な意見が聞けるというメリットがあります。

不動産一括査定サイトのデメリット

一括査定サイトを利用する大きなデメリットはありません。

特に、一括査定だからといって査定額が変わるワケでもありませんし、査定額を算出するスピードが遅くなるというワケでもありません。
もちろん、引っ越し一括見積りみたいに引越し業者から何十件も電話営業が来るということもありません。

不動産一括査定をおすすめする理由

不動産を売却するときには、不動産会社に査定依頼をします。査定をする方法は色々ありますが、その中でも不動産一括査定サイトで査定をする方法が、今ではメジャーになりつつあります。

しかし、不動産一括査定サイトはたくさんあり、選ぶのが難しいです。ただ、実は不動産一括査定サイトも、それぞれ特徴があるので、その特徴を理解しておくとサイトを選ぶときも楽になります。

家の査定は時間が掛かる

不動産会社に査定依頼をする際には、以下のようなやり方があります。

  1. 直接店舗へ行き査定依頼をする
  2. 不動産会社に電話をして査定依頼をする
  3. 不動産会社にネット経由で連絡をして査定依頼をする

どの方法を取るにしろ、「物件住所」「広さ」「間取り」「向き」「築年数」などの物件基本情報を求められます。

そのため、例えば5社に査定依頼をするとしたら、5社全てに同じ事を伝えなければいけないので、時間の無駄です。

また、特に①の「直接店舗へ行き査定依頼をする」を取ってしまうと非常に時間が掛かります。その場で物件情報を伝えたり、記入したりするだけでは終わらずに、色々な説明を受けることになります。

周辺の物件相場の話であったり、売却の手順であったり、不動産売却に関連することです。

勿論、これらの話を聞く事は不動産を売却する上ではプラスの情報になります。

しかし、今では不動産一括査定サイトのコンテンツには上記のような内容は含まれていますし、インターネットで検索すれば自分自身でもある程度は調べられます。そのため、不動産会社に直接行き、色々な話を聞く事はプラス面もありますが、貴重な時間を浪費するという意味では大きなマイナス面もあります。

不動産の売却は、査定をした後にも色々と時間が掛かるものです。そのため、せめて時間を短縮できるところは極力時間を短縮させましょう。

競合物件によって査定額は変わってくる

査定額は周辺の競合物件によっても変わってきます。査定額を算出する時には、「過去に成約した事例」と「現在売り出し中の競合物件」の2つを指標にします。

過去に成約した事例は変わりませんが、現在売り出している物件は刻一刻と変わってきます。そのため、前項のように査定依頼をする事自体に時間がかかって、査定結果が遅れると査定額が不利になる可能性もあります。

例えば、仕事が忙しくて査定結果を全て見比べ5社の不動産会社から1社を選定するのに、1ヵ月の期間が掛かった時には色々なデメリットが発生します。

仮に、その1ヵ月間で周辺相場の3,500万円より10%以上も高い「3,980万円」で売り出している物件があったとしたら、周辺相場は上がります。

つまり、その3,980万円の物件がある時には3,700万円で売り出していても、相対的に安く見えるので、高く売れていた可能性もあるという事です。

しかし、査定に手間取っていたため、3,980万円の物件が「売れた」、もしくは「値下げして3,600万円程度まで下がった」というような事になれば、結局自分の物件も相場価格並みの査定になります。

このように、査定依頼が遅く不動産会社の選定に時間が掛かっていると、高く早く売れるチャンスを逃している可能性があるのです。

複数の不動産会社を比較する事のメリット

不動産相場は中々一般の方には分かりません。

自分自身でもインターネットで検索すれば、ある程度の相場観を養う事は可能ですが、一番良いのは不動産会社の説明を受ける事です。

しかし、その不動産会社が説明する時の資料や、その資料からの査定額の算出方法は同じではありません。

例えば、自分の家の査定をお願いしてA社は3,200万円、B社は3,500万円、C社は3,400万円とバラつきが出る事は良くある事です。その理由は以下のような点があります。

  • A社は同じような広さの競合物件であるZマンションが3,200万円で売却していたので、それを最優先して査定額を算出した
  • B社はZマンションも指標にしたが、現在B社内で売り出されている同じような物件で3,500万円の物件があった。その物件の反響(問い合わせ数など)は良かったので、このマンションも同程度の3,500万円で行けると判断した
  • C社はA社と同じくZマンションを最大の指標においた。しかし、駅距離、築年数、広さ、など様々な面でZマンションよりも強みがあると判断して、3,400万円の査定額にした

これらの理由はどれも不正解ではありません。しかし、大事なことはどの査定額に「信頼性」があり「納得力」が高いかを判断する事です。それを判断するためには、一社だけの査定では判断できません。

例えば、A社のみに査定依頼をすればZマンションだけの指標で、」またA社だけの考えで3,200万円の査定額になります。しかし、B社の独自のノウハウや、C社の異なる見解をヒアリングすることにより判断材料が増えるのです。

このように、不動産一括査定サイトを利用して、同時期に複数の不動産会社の査定結果を聞く事で、査定根拠の見極めがしやすくなるのです。

不動産一括査定サイトの比較

不動産一括査定サイトと言っても約10サイトほどがあります。
では、どの不動産一括査定サイトで問い合わせをした方が良いのかということになりますが、下記に主要な大手不動産一括査定サイトを比較しましたのでまずは見てください。

サイト名 提携不動産数 机上査定 悪徳不動産排除 最大何社
ふじたろう 不明 調 調 調
マイスミEX 35社 調 調 調
スマイスタ 800社 調 調 調
イエウール 1200社 調 調 調
オウチーノ 500社 調 調 調

おすすめの不動産一括査定サイト

不動産一括査定は前項のように、たくさんのメリットがあります。そのため、今不動産の売却を検討している方の中では、不動産一括査定サイトを利用して、仲介してくれる不動産会社を探すことが多いです。その中でもおすすめのサイトは以下5サイトです。

  • イエウール
  • スマイスター
  • HOME4U
  • イエイ
  • マイスミEX

これらの不動産一括査定サイトの仕組みは、どのサイトも大きな違いはありません。

ただ、サイトの構成などには特徴がありますので、色々なサイトを見て、自分に合ったサイトを選ぶことが大切です。単に査定依頼をするだけではなく、色々な情報もサイトには掲載されているからです。

イエウール

イエウールの特徴は以下の通りです。

  • 登録している不動産会社数が1,400社以上
  • 全国どのエリアにも対応
  • 色々な種類の不動産に対応
  • サイト利用者数450万人以上
  • 査定依頼の前に不動産会社の特徴が分かる仕組み

まず、登録者数と利用者数は不動産一括査定サイトの中でもトップクラスです。登録している不動産会社が多いということは、それだけ利用者が選択できる不動産会社が多くなります。また、利用者が多いということは、実績があり、ノウハウがあるという点がメリットです。

また、エリアも全国に対応していて、一戸建てやマンション以外の不動産の査定にも対応している点も、イエウールの特徴です。たとえば、売却にするか賃貸にするか迷っている人でも、イエウールのサイトを利用すれば売却査定も賃料査定もどちらも出すことができます。

スマイスター

スマイスターの特徴は以下の通りです。

  • 登録不動産会社数が800社以上と多い
  • 全国どのエリアも対応
  • 店舗や投資用不動産などの不動産も対応
  • サイト利用者数が350万人とトップクラス
  • 査定依頼する前に不動産会社の特徴が分かる
  • ホームぺージ構成が分かりやすい

スマイスターは前項のイエウールとほぼ特徴が同じです。ただ、登録不動産会社数や会員数などは、若干イエウールの方が多いです。しかし、スマイスターのサイトを見ればわかりますが、ホームページ構成が1ページで完結していて分かりやすいです。

色々なページに遷移する必要がないので、必要な情報を得やすいというワケです。特に、インターネットに慣れていない層は、スマイスターが使いやすいと思います。

HOME4U

つづいて、HOME4Uの特徴です。

  • 運営会社が「株式会社NTTデータ(東証一部上場)」である点
  • 約60秒で査定依頼ができる点
  • 不動産の売却以外の「買い取り」、「周辺の売り出し事例」が調べられる
  • 登録不動産会社はの選定基準が厳しい

HOME4Uは登録不動産会社数や利用者数を明示していません。ただ、大手企業が運営しているという点と、検索エンジンの強さ(上位表示になる)という点から考えても、登録不動産会社数や利用者数は上述した2サイトに負けていないと思います。

また、査定依頼も非常に簡易で、買い取りや周辺事例なども調べられる点では、ユーザーのニーズをとらえているサイトです。

さらに、HOME4Uは、登録する不動産会社の選定を厳しくしていると主張しています。たとえば、顧客からのクレームがあれば改善を促し、それでも改善が見られてない場合には、サイトから登録を外すなどの処理をするようです。そのため、利用者の安心度は増します。

イエイ

つづいて、イエイの特徴です。

  • 登録している不動産会社数が1,000社以上
  • 全国どのエリアにも対応
  • 色々な種類の不動産に対応
  • サイト利用者数300万人以上
  • ホームページ構成が分かりやすい
  • 約60秒で査定依頼ができる点

イエイの特徴は、上述した3サイトを結合したようなイメージです。登録不動産会社数も利用者も多いため、ノウハウが生きています。

また、スマイスターと同じようなサイト構成なので、サイトが非常に見やすいです。サイトの冒頭には動画での説明もあるので、査定までの流れもすんなりと理解できます。

マイスミEX

さいごに、マイスミEXの特徴です。

  • 運営会社は「株式会社じげん(東証マザーズ上場)」
  • 不動産の「売却」だけでなく「土地活用」「賃貸管理」も網羅
  • 60秒で査定依頼が完了
  • 不動産活用の知識やトレンドなどが学べるコラム

株式会社じげんは、日本最大級の賃貸物件検索サイト「賃貸スモッカ」を運営している会社になります。じげんは、そのほかにも高級賃貸に特化したサイト、そして住宅の購入に特化したサイトなど、住宅に関する幅広いサイトを運営している会社なのです。

そのため、売却のみならず、幅広い検索にも対応しており、住宅を売ろうか有効活用しようか迷っている方にもおススメできるサイトです。また、ほかのサイトにもコラムや情報はありますが、マイスミEXの情報は一つ上をいっています。やはり、様々なサイトを運営しているノウハウが活かされているからです。

不動産一括査定を利用する上で注意してほしいこと

不動産一括査定のサイトにあなたの家の住所や連絡先、その他の情報を入れてお問い合わせすると最大4〜7社ほどの不動産会社にあなたの情報が送られます。

その後不動産会社から電話がかかってきて売りたい物件の詳しい情報を伝えるのですが、最大4〜7社の不動産全てから電話がかかってくると思っておいてください。

そのような電話が嫌で、とりあえず査定だけしたいという方は備考欄に「電話ではなくメールで連絡をお願いします。」と書きましょう。

もちろん高いお金が絡んでくるので、きちんと査定をしてもらい、不動産会社1社1社とちゃんと話をしたいという方は電話対応してもらっても問題ないと思います。

なお複数の不動産会社の中から1社を選ばないといけないわけですが、不動産会社の選び方は「一戸建ての家やマンションを高く売りたい時の良い不動産業者の選び方」にも書いてますので参考にしてください。

良い不動産会社を見極める方法

不動産一括査定サイトで複数社に査定依頼をしたら、以下の点に気を付けましょう。

  • 査定額の高さだけで選ばない
  • 査定額の根拠をヒアリング
  • 最近の成約事例をヒアリング

まず、査定額を算出してもらったら、「査定額の高さ」だけで選んではいけません。大事なのは、査定額を算出した根拠です。周辺事例を基に「どういう考え」でその査定額を算出したかを確認しましょう。その根拠に納得感がなければいけません。

また、成約事例をヒアリングすることで、その「根拠」の説得力が増します。特に、直近で同じエリアの物件の成約事例があれば、なおさら良いです。なぜなら、そのエリアの「売り方」を知っていますし、そのエリアで検討している「顧客」を抱えている可能性もあるからです。不動産一括査定サイトで査定依頼したら、上記の要素を加味して不動産会社を検討しましょう。