隣人トラブルが原因でマンション売却をして住み替えたい時の注意点

家に住んでいれば、隣人とトラブルを起こすこともあります。それが、マンションのような集合住宅であればなおさらです。そのため、隣人トラブルが原因でマンションを売却して住み替えるというケースも、少ないながらもあるのが事実です。そのようなときには注意するべき点があるので、その点を加味してマンションは売却しましょう。

隣人トラブルのリスク

隣人とのトラブルと一言でいっても、色々な種類のトラブルがあります。たとえば、以下のようなトラブルです。

  • 子供の声がうるさいというクレーム
  • ゴミ捨てのやり方がルールと違うというクレーム
  • たばこの臭いがバルコニー伝いに室内に入るというクレーム
このようなクレームを受けたことによって、隣人との仲が悪くなった場合には、購入者にも影響を及ぼすものと及ぼさないものがあります。

トラブル内容によって告知義務も変わる

「子供の声がうるさい」というクレームを受けたのであれば、購入者が子供のいない老夫婦などであった場合には隣人とのトラブルリスクが小さいです。ただ、隣人が非常に神経質で、音に対して非常に敏感であった場合などには、子供がいなかったとしてもトラブルになるかもしれません。その際は告知しておいた方が無難です。

また、「ゴミ捨てのやり方がルールと違う」などに関しては、ルールを守りマナーを守っていればトラブルリスクは極めて小さいです。そのため、わざわざ告知しなくても良い項目になります。

さいごの「たばこの臭い」に関しても、たばこを吸わない人であれば、トラブルリスクは小さいです。そのため、告知するかどうかは、購入者が喫煙しているかどうかで判断することもできます。また、告知するときも「たばこの煙でトラブルが起こった」ときちんと伝えおけば、喫煙者であろうと「バルコニーで吸わないから問題ない」と判断するかもしれません。

このように、トラブルになった「原因」を探ることで、告知するかの判断材料になるのです。

トラブルの度合いによって告知義務が変わる

また、トラブルの度合いによっても告知するかの判断は変わります。たとえば、口喧嘩になったことがある程度であれば、トラブルの度合いは低いです。また、書面や管理会社を通してクレームを受けたなども、大きなトラブルとはいえないトラブルです。

ただ暴力を振るわれたり、家まで怒鳴り込んできたりと、大きなトラブルに発展している場合には、告知した方が良いです。やはり、どんな理由であれ、気性の荒い隣人だと購入者もトラブルになるリスクは高いからです。

隣人トラブルが原因の告知義務について

購入者(マンションの買主)への告知義務

まず、最も気になることは、購入者へ隣人トラブルを伝えるかどうかという問題です。

結論からいうと、ケースバイケースなので一概にはいえません。ただ、そのトラブルを伝えないと、購入者が大きな不利益を被ることが、第三者の目から見ても明らかであった場合には告知する必要があります。

しかし、この「購入者が大きな不利益を被ること」の判断に明確な規定はないので、どの程度の状態であれば告知義務があるかは判断が難しいです。そのため、隣人トラブルがあり、告知するべきかどうか迷っていたら、まずは不動産会社に相談しましょう。

また、一つの基準として、購入者が居住してもトラブルになる可能性があるかどうかが判断基準になります。

売却契約を結んでいる不動産会社への告知義務

そもそも、不動産会社に告知義務があるかどうかも、前項と同様ケースバイケースになります。

基本的には、不動産会社は「知り得た情報」が購入者の「不利益になること」であれば、買主に告知する義務があります。

たとえば、不動産を売買する場合には建物の不具合がある場合や、土地の境界などに問題がある場合には、必ず購入者に伝える義務があります。隣人トラブルに関しても同様の考えになるので、トラブルの程度によっては、知っていたのに告知しないと宅建業法違反になってしまうのです。

過去に隣人トラブルの物件を売却した実績がある不動産会社もあります。そのような不動産会社は経験上、告知するかしないかの線引きを判断しやすいです。このような不動産会社に仲介を依頼できればベストです。

そのため、マンションの査定依頼時に、隣人トラブルのことを伝えておくと良いでしょう。その上で、査定結果を聞くときに一緒に見解も聞きましょう。複数社に査定依頼をすれば、説得力のある不動産会社に出合えるはずです。

管理会社には必ず売却の原因を伝えておく

隣人とのトラブルが原因でマンションを売却するときには、管理会社へ連絡しておいた方が良いです。トラブルの過程で既に管理会社が把握していれば良いですが、まだ伝えていなければ売却前に必ず伝えおきましょう。

基本的には、入居者のトラブルに関しては入居者同士で解決することになっています。大抵のマンションの「重要事項説明書」に、そのような旨がはっきりと記載されているのです。

しかし、実際に入居者で解決できない問題に関しては、第三者である管理会社の助けが必要な場合もあります。

仮に、前項で話した「トラブル内容」的にも、「トラブルの度合い」的にも、購入者へ告知する必要がないと判断したとします。そのときにも、管理会社へトラブル経緯を伝えておかないと、もし購入者と隣人がトラブルになったときに、管理会社も対応しにくいのです。

管理会社がトラブルの経緯を全て把握していれば、マンションのルールを改正したり、入居者に注意を与えたりという対応ができます。

近隣トラブルがあるマンションは価値が下がる

では、実際に近隣トラブルがあるとマンションの価値は下がってしまうものなのでしょうか。

マンションの価値が下がるかどうかはトラブルの内容によりますが、告知義務を伴うようなトラブルであればマンションの価値は下がる場合が多いです

例えばトラブルの原因が、隣人が神経質で子供の騒ぎ声などがうるさいと指摘を受けているような場合であれば、購入者に小さい子供がいれば同様のトラブルが起こる可能性があります。そうなると買い手が減ってしまうので売却価格を下げて売るしかありません。

しかし、ゴミ出しを守らずに再三注意を受けて住みずらくなった、仲の良かった隣人と喧嘩してしまい気まずくなったというように、住む人が変われば無くなるようなトラブルであれば告知義務もありませんし、マンションの価値が下がることもありません。

どうしても売れない場合は不動産買取も視野に入れる

不動産業者に売却を依頼しても、告知義務があるような近隣トラブルがあると長期間売れない場合もあります。特にトラブルが原因で売却を考えている場合などは早く売却して引越ししてしまいたいのに売れないとなると非常に困ります。

そういった訳ありの物件の場合、長期間売れないようであれば不動産業者に買い取ってもらうという方法もあります。

買取専門の不動産業者は、そういった近隣トラブルがある物件でも買い取ってきちんとトラブルを解決し再販することが出来るノウハウがあるので買い取りをしてくれます。

買取不動産業者は、リスクのある物件を買うので、市場に出しても売れないマンションということで相場よりも安い価格での買取となります。

しかし、売れないまま日々トラブルに悩まされるよりは買取してもらい、新しいマンションで新生活を迎える方が良いですよね。

又、一度売り出して売れない物件を買い取ってもらうよりは、最初から買取してもらう方が高く買ってもらえることもありますので、告知義務のある近隣トラブルがある場合は最初から買取を検討するのも良いかもしれません。

他の住民に知られずにマンションを売却するには

近隣トラブルや返済が滞ってしまってのマンション売却は、出来れば他の住民には知られたくないものです。マンションを売却するには、不動産業者に査定してもらうなど人の出入りがあるのでどうしてもバレてしまうことが多いです。
では、どうすれば他の住民に知られずにマンションを売却することが出来るのでしょうか。

その場合、査定をお願いする不動産業者に予め他の人に知られたくない旨を伝えておくと良いでしょう。

話をしておけば、不動産業者も訪問の時間を人があまり出入りしない時間帯に査定に来てくれたり、インターネット広告で階数の表示をしないなどの対応を取ってくれますので、他の住人からに知られずに売却することができます。

まとめ

隣人が音に神経質で子供が騒ぐと怒鳴り込んでくるといった告知義務が発生するような近隣トラブルがあるとマンションの価値はどうしても下がってしまいます。

しかし、どんな近隣トラブルでもマンションの価値が下がるかというとそうではなく、隣人と不仲になってしまったなど自身の問題であれば、告示義務もありませんのでマンションの価値も下がることはありません。

しかし、告知義務のある近隣トラブルがある物件は敬遠されてしまう為長期間売れないこともあります。

長期間売れない場合は、買取専門の不動産業者に買取してもらうという方法もあります。

買取業者は近隣トラブルがあるようなマンションも多数扱っており、そういった物件を再販するノウハウを持っているので買い取ってくれるのです。

ただし、売れないマンションの買取となるので買取価格は相場よりも低い価格となってしまいますので、売り出さずに最初から買取依頼する方が高く買取してもらえることがあります。

買取をしてもらう前に一度売りたいマンションの相場を確認しておくと交渉がしやすくなります。マンション一括査定サイトなどを利用し複数社から査定をもらって比較するなど事前に相場を把握することで、早期に高く不動産を売却することができます。

家を高く売りたいなら不動産一括査定は絶対必須

複数の会社に査定依頼をする時は不動産一括査定サイトのイエイがお勧めです。このサイトは一度物件情報を入力すれば複数の不動産屋に査定依頼ができます。イエイは、数ある不動産一括査定サイトの中でもトップクラスの不動産会社数を誇ります。 査定依頼できる不動産屋が多いという事は、それだけ自分の家を高く売ってくれる不動産屋に出会える確率が高いという事です。